ニセコの森で薪集め

ニセコの森で薪集め
薪ストーブの薪作りと夢は小さな小屋

ニセコの森で薪集め

薪ストーブ、スーパーセブン、薪集め、軽トラ、里山

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2010年8月31日火曜日

薪集めと廃墟

今日の出発は1時過ぎ、玉切りした薪を少しづつジムニーで運ぶのと今回手に入れた
佐治 武士の角鉈を早速試したくかなり遅くニセコの森に到着。

小さなジムニーでも結構入ります、軽トラあれば便利ですね、必要かな?

佐治 武士の使用感ですが、
今回の鉈は本来片刃でしたが私のオーダーで両刃にしました、両刃の使用感は枝にはじかれるので少し強めに打ち込む様にします、最初から両刃であれば違和感は無いでしょう。

両刃の良い所は左右どちらもOK、欧米人並みに腕力あれば両刃かな?

少ない力で最大の効果の片刃は古くから考えられた日本伝統の技が隠されてました。
またこの角鉈は観賞用に近くフィールドワークで少しためらいも有り”Myコレクション”になりました。


実際に使って改めて幻の”泊鉈”の凄さが分ります、軽く振り下ろすだけで小さな枝は良く切れ、
手荒く使っても刃こぼれの心配が無く使える優れ物。
鉈の先の尖がりが間違って足に当たっても打撲で済みそうですが
角鉈はそのままザクと行きそう

使用で気になり所は和式刃物の欠点、グリップが刃物の取り付けで上下の隙間が醜いのと手に
違和感があります、
私は隙間部分に目立つ赤いテープを張りました、今後の課題としてチークなど細木で埋木するとかなり良くなりそうです。

前から気になっていた川の側にある廃墟を少し探検、私の土地の東側の廃道は200mほどで
川とぶつかり行き止まり、其処から先の川沿い探検はブッシュの多さで行く気がしません。

その行き止まりの林道と並行した小川は昆布岳からの清流でいつも同じ水量で流れています。
試してませんが飲めそう。

林道から2m以上育ったイタドリを踏み倒し3mほど進んだ所にその廃墟が有ります。

タテ、ヨコ4m程の真四角のブロック作りは積み方が芋目地でなくオフセットされた本格作りです、
何に使われたかは不明、屋根をはじめ木材のかけらも残ってない鉄筋が入ったブロック積みの廃墟、
裏側に薪ストーブの残骸と煙突穴もあり、正面は2ヶ所には階段が必要な入り口と作りが変。

建物の高さは3mほどありこれを利用したら直ぐに”吉村順三”風の小屋が出来そう。

回りにはまだコンクリの土台だけも数ヶ所あります、土台のコケが時代を感じさせられた。
その土台も一つ一つそれなりのスペースが有り
あれこれ考えが頭の中を巡ります。

ブロック積みの廃墟は焼き物でも使われた様な
な感じもするが不明です。
まずはこの場所が自分の土地なのか確認をGoogle Earthで調べなくては・・・

回りが鬱蒼としたイタドリの群生と雑木の森です、近くには昆布岳から流れる
小川もあり、結構湿気が気になる場所。
来年でも辺りを草刈してもう少し状態を観察してから小屋の活用を考えますか!・・・


2010年8月30日月曜日

富山県の泊鉈に続き今回は佐治 武士の角鉈です。

今年の春から始めたニセコで薪集めは経験が何もない素人です。
親の遺産の一部に広大なニセコの土地があり数年前から始めた薪ストーブの薪確保を始めました。

木々の伐採の道具をそろえるのに本来の凝り性も手伝い愛用の道具をあれこれ楽しみながら揃えています。
先に手に入れた泊鉈と同じ時期に和式刃物製作で有名な佐治 武士氏へ鉈をオーダーしてました。

和式刃物で伝統のデザインを崩さず欧米のカスタムナイフの方法を取り入れた現代版の鉈は2009年
関アウトドアナイフショーに出品された作品です。
本来は片刃ですが両刃にしてもらいました。両刃白紙のオーソドックな角鉈です、柄と鞘に桜の皮を巻いた
美しい仕上がりです。

枝払いで少し長めが欲しかったので全長41cm、刃渡り21cmです、長く作業すると腕が疲れるので重さは
550gです。
届いた佐治 武士作の桜巻き鞘鉈は実際の作業に少しためらってます、それに変わり”幻の泊鉈”は丈夫な
実用品でした。 
伐採作業では先に手に入れた泊鉈が活躍しそうです。




2010年8月29日日曜日

美唄オールドボーイの集まりに行きました。

最近は暑い夏が続きセブンは殆ど出していません。
たまに虫干しと、美唄オールドボーイの旧車の集まりに行ってきました。
今日の29日は予報では雨でしたが数日前から晴れに変わりラッキーです。

見渡す限りの平原に旧車が集まりノンビリ、ノホホンと過ぎていく時間は他のイベントでは
ない希少な体験です。

美唄オールドボーイの旧車の集まりは今から10年程前から不定期に行われるイベントです。
このイベントの目玉は余り使われない農道航空滑走路をゼロヨンもどきが1,2回出来ます。
今回はドイツ人の方の飛行機が何度か模範離陸されてました。

気になる古い車も多数出品され目の保養になります、古い車特有のほっとするデザインは
一つの文化ですね。

2010年8月21日土曜日

iPot で古いオーディオを鳴らす


今まではCDチェンジャーでお気に入りのJazz, Rockを聞いてましたが最近はもっぱらiPotをCDチャンジャー替わりに活躍しています。
手持ちのCD50枚はブルーノート1000番、4000番とリトルフィート、ローリング・ストーンズなどのRockです。
非圧縮のロスレスでiMacに取り込んでiPotに同期させた音質はかなり良いです、このiPotは愛犬の散歩時にも活躍しています。

しっかり音楽を聴きたい時は愛用の70年代アナログ・オーディオですが、これら古いアナログ機種は昨今ヤフオクで投売り価格で相当出品されています。

当時の機種は現代では公害に引っかかるパーツや現代と違う高品質のパーツが使われた60、70年代の音楽再現には相性が抜群です。
若かりし憧れのオーディオが1/10程で買える事はオーデイオ・マニアにとってハッピーな事です。

昨年はトーレンス150、Hafler DH-101, JBL ES300, Crown IC-150, SAE MarkIII CMなど買い揃え30年ぶりにオーディオ熱が再燃です、70年代の始めに社会に出てやっと買ったJBLのスピーカーと当時集めたレコードがこれらの古いオーデイオで聞けるのは最高の幸せです。
http://www.procable.jp/setting/index.html オードィオの深い話はこちらのサイトがお薦めです。

2010年8月20日金曜日

富山の泊鉈を手に入れました。



ニセコの森で伐採した木々の枝払い 以前アメリカから取り寄せたKabar社の
小型アックス(全長約28cm重さが360g)で枝払いをしましたが役不足
後はカスタムナイフのランドールもそこそこ大型ですが
枝払いに向きそうもありません。

近くのホームセンターに行き鉈を見ましたがピンと来ません
そこで日本の伝統工芸の鉈(ナタ)が気になりインターネットで調べました。

調べると鉈にさまざまです本物は手作りされ、日本刀の流れを汲む作りです。
性格が資料集めから物の購入を決める性質なのですっかり鉈の勉強です。

鉈は日本古来の農機具の一部で形も地方色豊か
調べていくと数ヶ所の地域で作られ 名人もそれなりにいます
後はどれを選ぶかです。

鉈と言われて形を思い浮かべる角型庖丁型の腰鉈、鎌に似たうなぎ鉈、
刃先に鳥の口ばしみたいな尖った物が付いた越前鉈・エビ鉈などに
全長・刃長、重さ、片刃、両刃などさまざま。

どれも本物は軟鉄などの母材を赤らめて、日本刀と同じ系統の鋼材を付け又は
割り込ませて手作業で鍛造され焼入れなど熟練の技が手間隙かけ作られてます。

これらの日本古来の伝統工芸品は現代では一部では欲しがられ一般では無縁の物です
その為後継者も少なく今回手に入れた富山県朝日町の大久保さんも後継者は
いないそうです、残念です。

動画で有名なユーチューブで”鉈”と打ち込み泊鉈の画像を見て欲しくなりました
その画像で今年80歳になる大久保さんの全身全霊で作る泊鉈は”只者ではない”気迫を
感じました。

高齢の方でインターネットと無縁です、住所、電話番号を調べるのに
大変苦労しましたが、ようやく調べて直ぐに電話し ご本人に話を聞き
130匁とヨシで編んだ鞘を現金書留で注文です、
欲しかった少し重い150匁は今は作り在庫が無く 
直ぐに使いたかったので130匁でした。
私も団塊の世代のシッポですが大久保さんとの話で
匁の重さが分らず戸惑いました。

一週間待って届いた泊鉈130匁は全長43cm、刃長225mm(片刃)
重さ620gと結構なモノです、刃は鋭くうぶ毛も切れそうなくらいです。

早速昨日家族でニセコの森で使いました、森の中で目立つように
赤いテープを2ヶ所張り。

今まで20本以上倒した白樺の木々の枝払いは大抵の枝はスパスパです
手首くらいの太い枝も何度も打ち込むと見事に切れます。

気になっていた重さ、バランスも程よく150匁にしないで正解でした。
チェーンソーで伐採後での鉈振りには疲れて休み休みです、この調子では秋まで
結構腕がたくましくなるでしょう。
これほどの見事な伝統工芸品が手に入ったのはすごくラッキーです
鎌も白、青紙2号などで作られた本物があり引き続き調査中です。






2010年8月18日水曜日

薪集めに助っ人です、助かりました!


今年から始めたニセコの森で薪集め、今回は車の趣味仲間で数年前から薪ストーブ始めた友人と行って来ました。

8時に私の家から二台で出発です、中山峠過ぎて相棒の軽トラ風のミジェットが調子悪くなり喜茂別町の道の駅でしばしの放置、
そして私の車で行きました、現地到着でどの木を伐採するかを大方決め時計を見ると11時。
相棒に玉切りを頼んでニセコのコンビ二まで弁当を買い戻ると持参のチェーンソーのチェーンが外れてます、工具は置いた車の中。
私の工具箱にも相棒のチェーンソーに合う工具が無く又最近の車の車載工具はドライバーもスパナ、プライヤーも無くタイヤレバーだけです。
今回は私のチェーンソーで伐採開始、前から気になっていた25cmオーバーの白樺の木々を一本をまず倒します、ユーチューブの北欧伐採方法でトライです。

アメリカから取り寄せた強化プラ製のクサビが有効でした、5本程慎重に伐採して玉切りです。
自分一人での作業と違い相棒がいるだけで仕事が段違いに違いました。
倒したばかりの白樺を35cm程度に玉切りして 一個の重さは大体20kと重たいですそれを道路脇と思われる両脇に次々に積み上げ乾燥を待つばかりで本日の作業は終わりです。
帰りは留寿都の町営温泉で汗を流し喜茂別町の道の駅で別れました、翌日マイナートラブルながら帰宅したとの事、お疲れ様でした。

2010年8月14日土曜日

札幌、中心部で薪ストーブ2台 ドブレ500G、640CB


最初興味を持ったのが暖炉でした、平成元年に建てた家は南区のはずれです。
子供の頃聞かされた”三匹の子豚”の話からレンガが頭から離れず最初の家は
ノーザイさんhttp://www.nozai.co.jp/に頼み素焼きレンガブロックの積み上げ。

自宅での蛍光灯が嫌でダウンライトなどの間接照明、壁は白いペンキ仕上げ
床はオーク材のフォローリング、外壁の換気口が嫌で強制換気システムなどでした。

私の両親との2所帯住宅はそれなりに大きくなり素焼きのレンガを
半年がかりで積み上げて建て、暖炉を入れる予定でしたが
当時はまだ知識不足で断念しました。

この時代はまだ薪ストーブが出始めでした、私は本格的な暖炉を望んでいましたが
強制換気システムと暖炉の給排気問題や暖炉の専門的な諸問題など難しかったです。

その家も相次いで両親が80歳を過ぎて他界、この大きすぎる家を数年前に売却。

今度の住まいは大変小さく自分達の住居部分は前の家の1/10の約15坪
夫婦2人と犬1匹では程よい大きさです。
南区のはずれから中央区のすすき野の近くは中島公園にも近く周りは
高いマンションの谷間です。

自分の老後は都心と考え平成10年にこのマンションを建て
2F部分を我々の住居として自分たちでリフォームしました。

新建材の部屋が嫌で天然素材を新建材の上から張り仕上げました。
床はチーク、ウオルナットの乱張りはインターネットでB品
壁と天井はアメリカン・レッドシダー、パインのウッドパネル
ドアなどを無垢材ですが自分たちで施工したので材料費だけです。

前から気になっていた薪ストーブを狭いリビングに設置出来ないか
アメリカ、ヨーロッパ製の薪ストーブに半年ほど悩みました。

薪ストーブの師匠はアメリカのバーモントキャスチング イントレピッドII http://www.firesidestove.com/products/woodstoves/index.html 
薦められましたが薪ストーブの背面がすごい熱
私の狭い(幅2,5m)リビングでは無理でした。
また薪ストーブでの料理も頭に無く暖房と炎がメインと考え
歴史の有るヨーロッパの薪ストーブを調べました。

狭い住宅にはヨーロッパ製が良いのが分かり悩んだ末にドブレ
http://www.dovre.co.uk/
500Gを2008年に導入して翌年同じドブレ640CBを追加しました。

町中の古い商店街の中は大変立て込んだ立地条件です、
メトスさんhttp://metos.co.jp/products/kamin/ 現地とリビングを見て
難色を示しましたが何とかクリア
大通公園まで徒歩15分の街中で薪ストーブ2台と煙突2本は珍しい様です。

ドブレのストーブ自体に遮熱版が付いていて背面、ストーブ下に殆ど熱が無く
室内空間が広く取れ狭い私のリビングには最適です。

壁の熱対策は鉄板、ヨコ1,100mmxタテ1,350mmx厚1.8mm
壁と鉄板の間にはエアーギャップのため3cmの角アングルの鉄材を
かませて固定です。

壁と鉄板の間は約3cm ストーブと鉄板の間は10cm
壁まで約13cmとかなりの接近ですがドブレの背面熱は殆ど無く
かなり焚いても壁の鉄板を手で触れても熱くないです。

ストーブの下の露台はヨコ1,800mmxタテ850mmx厚1,8mmの鉄板
フローリングに置いただけ、ヨコ1,800mmのサイズは少し広いようですが
ロッジの鉄なべ、薪置きなど活躍しています。

ドブレの暖かさは重量もそれなりに重く一度暖まればあちこちのドアを開けるぐらい
暖かで大きなガラス面からの炎がオーロラの様できれいです
火力調節もアバウトでOKです。

クリーンバーン方式で薪の灰は殆ど出ません、灰は家の裏 小さな二坪程の畑に
蒔いて肥料にしています。

2010年8月10日火曜日

二台めの薪ストーブ やはりドブレ、Dovre640CB

2008年から自宅のリフォームと共に薪ストーブを始めました。
最初の薪ストーブはドブレ500Gです、こちらを一年使い2009年に
もう一台追加しました。
この時はヨツールの薪ストーブと散々悩みましたが最初の500Gが
大変使いやすく暖かで二台目もドブレです、今回は少し大きいドブレ
640CBです。
今回もメトスさんにお願いしました、メトスさんには最初ヨツールで
見積もりしましたが、一台目の時悩んだ640CBが気になりました。

どちらも鋳物が高品質ですばらしい仕上げです、手で触る所はバリが
なく長く使える本物です。

ドブレ500Gの方が少しレトロで使われているネジがマイナス・ネジと
一時、二次燃焼レバー、ダイヤルなどアナログ的で使いやすいです。
21世紀でマイナス・ネジ仕様とは世の中の工業製品では時計、ライカ
などのカメラ、レイバンの一部モデルなどごく少数派です。
私はなぜかマイナス・ネジが使われている工業製品のデザインのよさ
が感じられ最初の薪ストーブにしました。

二台目をなぜドブレ640CBにしたのか。
デザインがとてもシンプルで薪が50cmまでサイドドアから入れられる、
500Gと同じクリーンバーン方式でシンプル、1次、2次の燃焼レバーが
使いやすい。
2台使っての感想は大きい薪ストーブの方が炎がキレイ、薪がゆっくり
燃えるなどメリットは大きいです。
デメリットとして焚きすぎるとかなりの熱量出ます、大きいストーブの
本気パワーはすごいので入れる薪で調節です。

最初の500Gは1Fの店舗に移しました。
札幌の中心部少し離れた古い商店街で隣の家との距離は60cmから1m
と立て込んだ場所に薪ストーブ2台設置です。

2010年8月9日月曜日

ニセコの森で木々の伐採

今年からニセコで木々の伐採をして薪集めを始めました。

数年前に自宅のリフォームをして前から気になっていた薪ストーブを始め
薪集めに頭を悩ませていました。
生前母親がニセコに土地が有ると言っていたのを思い出し場所の確定を
今年の春から始め、何度かニセコの役場に足を運び土地の場所が分かりました。

そこは昆布岳の麓でなだらかな丘伝いの広い広葉樹の森
40数年前に新幹線が走る話で親類の不動産会社が開発して会社所有と母親名義の
かなり広範囲の森です。

薪ストーブの趣味にならなければこの土地はそのまま放置されたはず
何度も現地に足を運び木々の伐採を始めて将来は小さな小屋を作るのが夢。

素人キコリは形から入る性格で道具集めにもいろいろ拘り始めました
スチールのチェーンソーを お買い得のキャンペーン価格で東苗穂の代理店で購入
ここでの1時間程の貴重なレクチュアーは大変為になりました。

ユーチューブの伐採を何度も見て挑みましたが結構危険な作業です
最初は一本倒すのに木の重心位置の間違いでチェーンソーの刃が挟まり
刃を残して斧で倒したときは危険でした。

その後数度の伐採作業で少し慣れかなり倒しました
倒した木々の枝葉払いに今日、富山の幻の鉈”泊鉈”を現金書留で注文
ユーチューブで”鉈”と検索すると泊鉈の名人の動画が沢山有ります。