ニセコの森で薪集め

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薪ストーブの薪作りと夢は小さな小屋

ニセコの森で薪集め

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2010年8月20日金曜日

富山の泊鉈を手に入れました。



ニセコの森で伐採した木々の枝払い 以前アメリカから取り寄せたKabar社の
小型アックス(全長約28cm重さが360g)で枝払いをしましたが役不足
後はカスタムナイフのランドールもそこそこ大型ですが
枝払いに向きそうもありません。

近くのホームセンターに行き鉈を見ましたがピンと来ません
そこで日本の伝統工芸の鉈(ナタ)が気になりインターネットで調べました。

調べると鉈にさまざまです本物は手作りされ、日本刀の流れを汲む作りです。
性格が資料集めから物の購入を決める性質なのですっかり鉈の勉強です。

鉈は日本古来の農機具の一部で形も地方色豊か
調べていくと数ヶ所の地域で作られ 名人もそれなりにいます
後はどれを選ぶかです。

鉈と言われて形を思い浮かべる角型庖丁型の腰鉈、鎌に似たうなぎ鉈、
刃先に鳥の口ばしみたいな尖った物が付いた越前鉈・エビ鉈などに
全長・刃長、重さ、片刃、両刃などさまざま。

どれも本物は軟鉄などの母材を赤らめて、日本刀と同じ系統の鋼材を付け又は
割り込ませて手作業で鍛造され焼入れなど熟練の技が手間隙かけ作られてます。

これらの日本古来の伝統工芸品は現代では一部では欲しがられ一般では無縁の物です
その為後継者も少なく今回手に入れた富山県朝日町の大久保さんも後継者は
いないそうです、残念です。

動画で有名なユーチューブで”鉈”と打ち込み泊鉈の画像を見て欲しくなりました
その画像で今年80歳になる大久保さんの全身全霊で作る泊鉈は”只者ではない”気迫を
感じました。

高齢の方でインターネットと無縁です、住所、電話番号を調べるのに
大変苦労しましたが、ようやく調べて直ぐに電話し ご本人に話を聞き
130匁とヨシで編んだ鞘を現金書留で注文です、
欲しかった少し重い150匁は今は作り在庫が無く 
直ぐに使いたかったので130匁でした。
私も団塊の世代のシッポですが大久保さんとの話で
匁の重さが分らず戸惑いました。

一週間待って届いた泊鉈130匁は全長43cm、刃長225mm(片刃)
重さ620gと結構なモノです、刃は鋭くうぶ毛も切れそうなくらいです。

早速昨日家族でニセコの森で使いました、森の中で目立つように
赤いテープを2ヶ所張り。

今まで20本以上倒した白樺の木々の枝払いは大抵の枝はスパスパです
手首くらいの太い枝も何度も打ち込むと見事に切れます。

気になっていた重さ、バランスも程よく150匁にしないで正解でした。
チェーンソーで伐採後での鉈振りには疲れて休み休みです、この調子では秋まで
結構腕がたくましくなるでしょう。
これほどの見事な伝統工芸品が手に入ったのはすごくラッキーです
鎌も白、青紙2号などで作られた本物があり引き続き調査中です。






1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私は130.150匁持っていますが
150匁に近いです130匁では違うのでしょうか